百鸽

お互いが受ける戦闘ダメージは、結果的に０になります。

ダメージ計算に関する複数の効果が適用されている状況では、以下の順に効果を考慮してダメージを決定します。

01：倍の戦闘ダメージを与える
02：戦闘ダメージはお互いに受ける
03：自分への戦闘ダメージは相手も受ける、戦闘ダメージは代わりに自分／相手が受ける
04：戦闘ダメージは効果ダメージとして扱う
05：戦闘ダメージの数値分だけLPを回復する
06：戦闘ダメージは０になる
07：戦闘ダメージは半分になる
08：戦闘ダメージは倍になる
09：戦闘ダメージは○○○（一定の値）になる
10：○○○以上／以下の戦闘ダメージを受けない
（ただし、06にて戦闘ダメージが０となった場合、それ以降の効果は適用しません。）

「噩梦之苦痛」の③の『自分の「于贝尔」モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける』効果は上記の03であり、「于贝尔」の①の『このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは０になる』効果と、「冥王结界波」の『ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは０になる』はどちらも06になります。

「冥王结界波」はその効果処理時に、相手のモンスターゾーンに表側表示で存在する全ての効果モンスターの効果を無効にします。ただし、その時点で既に効果が無効化されているモンスターに対しては、この「冥王结界波」の処理は適用されません。

したがって、「冥王结界波」の処理の時点で「技能抽取」によって効果が無効化されているモンスターには「冥王结界波」の効果は適用されませんが、リンク召喚された「塞拉之虫惑魔」のように「技能抽取」の効果を受けない（効果が無効化されていない）モンスターがいる場合、そのモンスターについては「冥王结界波」の効果が適用されます。

その後、「技能抽取」の効果が適用されなくなった場合、「技能抽取」によって効果が無効化されていたモンスターについては再び効果が適用されることになります。「冥王结界波」によって効果が無効化されたモンスターがいた場合、そのモンスターについては効果が無効化されたままです。

なお、「冥王结界波」の発動と効果がどちらも無効になっていなければ、処理によって実際に効果を無効にしたモンスターの数にかかわらず、『このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは０になる』効果が適用されます。