百鸽

（A）魔法カードの発動に対して「光与暗之龙」の効果がチェーン２で発動し、その後「光与暗之龙」の効果の発動に対して「死灵骑士」の効果がチェーン３で発動します。（「死灵骑士」の効果は必ず発動する効果ですので、この時、相手にチェーンするかどうかの確認はしません。また、「光与暗之龙」の効果は同一チェーン上で複数回発動しないため、チェーン４で再度「光与暗之龙」の効果は発動しません。）結果的に、「光与暗之龙」の効果の発動は無効になりますので、チェーン１で発動した魔法カードの処理が行われます。

（B）チェーン１のモンスター効果の発動によって、「光与暗之龙」と「死灵骑士」の両方が発動条件を満たすため、まず、チェーン２でどちらの効果を発動するのかを任意で決めます。
チェーン２で「死灵骑士」の効果を発動したのであれば、チェーン３で「光与暗之龙」の効果が発動します。
この場合、チェーン３の「光与暗之龙」の効果はチェーン１のモンスター効果に直接チェーンする形で発動していないため処理は何も行わず、チェーン２の「死灵骑士」の処理によって、チェーン１で発動したモンスター効果の発動を無効にし破壊する処理を行います。

チェーン２で「光与暗之龙」の効果を発動したのであれば、チェーン３で「死灵骑士」の効果が発動します。
この場合、チェーン３の「死灵骑士」の効果はチェーン１のモンスター効果に直接チェーンする形で発動していないため処理は何も行わず、チェーン２の「光与暗之龙」の処理を行います。この処理時に、「光与暗之龙」の攻撃力と守備力が共に５００以上である場合、チェーン１で発動したモンスター効果の発動を無効にし、「光与暗之龙」の攻撃力と守備力はそれぞれ５００ダウンします。処理時に、攻撃力と守備力のいずれか一方が５００未満である場合や、このカードがモンスターゾーンに表側表示で存在しない場合、このカードが戦闘で破壊されることが決定している場合はチェーン２の処理は何も行わず、チェーン１の処理を通常通り行います。

「三眼怪」をリリースしてアドバンス召喚した「冰帝 美比乌斯」の効果を発動する場合、「三眼怪」と「冰帝 美比乌斯」の効果が発動するタイミングは同じタイミングとなります。
よって、強制的に発動する「三眼怪」の効果はチェーン1となり、プレイヤーの任意で発動する事ができる「冰帝 美比乌斯」の効果はチェーン2となります。
その後、チェーン3にて「死灵骑士」の効果が発動します。
上記のようにチェーンを組んだ場合、「死灵骑士」の効果によって、直接チェーンをしているチェーン2の「冰帝 美比乌斯」の効果が無効になり、チェーン１の「三眼怪」の効果処理は通常通り適用されます。

「黯黑世界-暗影敌托邦-」の『②：１ターンに１度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター１体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター１体をリリースできる』効果を適用する場合、そのリリースされるモンスターは、その効果を発動する際に、適切なリリースとなるモンスターでなければなりません。

「死灵骑士」のモンスター効果は自身をリリースして発動する効果となりますので、「黯黑世界-暗影敌托邦-」の効果を適用し、相手の闇属性モンスターをリリースする事はできません。

質問の状況の場合、自分の「急袭猛禽-究极猎鹰」のモンスター効果の発動にチェーンして「死灵骑士」の『効果モンスターの効果が発動した時、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げなければならない。その効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する』モンスター効果が発動しますが、「急袭猛禽-究极猎鹰」は『このカードは他のカードの効果を受けない』モンスターとなりますので、その発動や効果は無効にはなりません。

この場合、「急袭猛禽-究极猎鹰」のモンスター効果の処理時に、相手のモンスターゾーンに表側表示のモンスターが存在しなくなっていますので、『相手フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、相手に１０００ダメージを与える』処理を行い、処理が完了する事になります。

「深渊鳞甲-乌贼」の、『相手フィールド上で発動した効果モンスターの効果を無効にする。その後、このカードを墓地へ送る』効果にチェーンブロックは作られません。相手フィールド上にて効果モンスターの効果が発動し、その効果処理が行われる場合に、ただちに適用される事になります。

質問の状況の場合、チェーンのルールに従って、チェーン3の「星圣·昴星团」の効果処理が最初に行われる事になりますので、「星圣·昴星团」の効果が「深渊鳞甲-乌贼」の効果によって無効になります。

質問の状況の場合、ダメージ計算時に発動した「水晶翼同调龙」のモンスター効果にチェーンして「死灵骑士」のモンスター効果が発動していますので、さらにチェーンして「水晶翼同调龙」の『その発動を無効にし破壊する』モンスター効果を発動する事はできます。

その場合、「死灵骑士」のモンスター効果の発動は無効になりますが、「死灵骑士」自身は既にリリースされ墓地へ送られていますので、「水晶翼同调龙」のモンスター効果によっては破壊されず、『この効果でモンスターを破壊した場合、このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする』処理は適用されません。
（『このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする』モンスター効果によって、相手の「地天之骑士 盖亚德雷克」の攻撃力分（＝3500）アップした状態にて、「水晶翼同调龙」は戦闘ダメージ計算を行う事になります。）

「武神器-羽羽斩」等の効果にチェーンして、「死灵骑士」の効果が発動し、リリースされます。
この場合、ダメージ計算は行われず、ダメージステップが終了します。
また、戦闘の巻き戻しも発生しません。

上記の回答は2014年3月21日より適用されます。