百鸽

「最终禁忌」は、元々のレベルが7以上のモンスターが自分のモンスターゾーンから墓地へ送られている、かつ、元々のレベルが7以上のモンスターが相手のモンスターゾーンから墓地へ送られるターンにのみ発動する事ができます。

その元々のレベルが７以上のモンスターは、「黑洞」等の1枚のカードの効果によって同時に墓地へ送られていなくてもよく、同一のターンに墓地へ送られているのであれば、別々に墓地へ送られている場合でも「最终禁忌」を発動する事はできます。

なお、「最终禁忌」はその元々のレベルが７以上のモンスターが墓地へ送られた時にのみ発動できるカードではありませんので、それぞれのモンスターが同一ターンに墓地へ送られているのであれば、ダメージステップ以外のいつでも発動する事ができます。

質問の状況の場合、装備魔法カード扱いの「巨神龙 闪耀」が墓地へ送られていますので、『元々のレベルが７以上のモンスターが、自分及び相手のフィールドからそれぞれ１体以上、墓地へ送られた』扱いにはなりません。

したがって、この場合、自分は「最终禁忌」を発動する事はできません。

質問の状況のように、裏側守備表示のモンスターが墓地へ送られている場合でも、『元々のレベルが７以上のモンスターが、自分及び相手のフィールドからそれぞれ１体以上、墓地へ送られた』扱いになります。

したがって、この場合、自分は「最终禁忌」を発動する事ができます。

元々のレベルが7以上のモンスターが、自分及び相手のフィールドからそれぞれ1体以上、墓地へ送られているのであれば、お互いの墓地に魔法使い族モンスターが1体も存在しない場合でも、「最终禁忌」を発動する事はできます。

その場合、『お互いの墓地のモンスターを全て除外する』処理は通常通り適用されますが、『その後、この効果で除外したモンスターの内、レベルが一番高い魔法使い族モンスター１体を自分フィールドに特殊召喚できる』処理を適用する事はできません。

「最终禁忌」の効果が適用された場合、『お互いの墓地のモンスターを全て除外する』処理によって除外された自分及び相手の魔法使い族モンスターの中で、一番レベルの高いモンスターを「最终禁忌」を発動したプレイヤーのモンスターゾーンに特殊召喚する事ができます。

質問の状況の場合、相手の「混沌之黑魔术师」が『この効果で除外したモンスターの内、レベルが一番高い魔法使い族モンスター』にあたりますので、その「混沌之黑魔术师」を自分フィールドに特殊召喚する事ができます。

質問の状況のように、「最终禁忌」の発動の条件となる、そのターンに自分または相手フィールドから墓地へ送られた元々のレベルが7以上のモンスターが墓地へ存在しなくなっている場合でも、そのターンに「最终禁忌」を発動し、その効果を適用する事ができます。

ただし、「最终禁忌」の発動を行う際に、自分と相手の墓地のいずれにもモンスターが存在しなくなっている状況の場合には、「最终禁忌」を発動する事はできません。

質問の状況のように、発動した「最终禁忌」の効果処理時に、自分または相手の墓地のどちらかにモンスターが存在しなくなっている場合でも、『お互いの墓地のモンスターを全て除外する』処理は通常通り適用され、『その後、この効果で除外したモンスターの内、レベルが一番高い魔法使い族モンスター１体を自分フィールドに特殊召喚できる』処理が行える場合には、その処理も行う事ができます。

（質問の状況の場合、「黑魔术师」が『この効果で除外したモンスターの内、レベルが一番高い魔法使い族モンスター』となりますので、「最终禁忌」の効果処理によって特殊召喚する事ができます。）

エクシーズ素材として扱われている元々のレベルが7以上のモンスターが墓地へ送られている場合には、そのモンスターはフィールドから墓地へ送られた扱いにはなりません。

したがって、質問の状況の場合、「最终禁忌」の発動の条件となる『元々のレベルが７以上のモンスターが、自分及び相手のフィールドからそれぞれ１体以上、墓地へ送られた』状態を満たしている事にはなりません。
（「最终禁忌」を発動する事はできません。）