百鸽

「圣骑士 贝德维尔」の効果で移し替える装備魔法カードとして、「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」を選択する事はできません。

「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」の『●光：装備モンスターが効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊できる』効果は、「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」と、装備モンスターが同時に破壊される場合には適用する事ができません。

したがって、質問の状況の場合、「圣骑士 阿托利斯」と「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」はどちらも「黑蔷薇龙」の効果によって破壊される事になります。

『①：自分フィールドの「圣骑士」モンスター１体を対象として発動できる。手札・墓地のこのカードを攻撃力３００アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する』効果によって、装備カード扱いとなった「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」は、「圣剑」と名のついた装備魔法カード扱いとして装備されますので、「圣骑士 崔斯坦」に装備されたのであれば、『②：このカードが「圣剑」装備魔法カードを装備した場合、フィールドの表側表示のカード１枚を対象として発動する。その表側表示のカードを破壊する』効果は発動します。

「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」が『攻撃力３００アップの装備カード』として扱われるのは、「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」自身の効果によって、装備カード扱いとなった場合にのみです。

なお、『②：装備モンスターの属性によって以下の効果を得る』効果は、「纳祭之魔」の効果によって装備カードとなった場合でも適用されます。
（「纳祭之魔」は闇属性のモンスターですので、「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」は『●闇：装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。そのモンスターを破壊する。その後このカードを破壊する』効果を得ます。）

「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」を装備カードとして装備された後に装備モンスターの属性が「DNA移植手术」の効果によって変化した場合には、「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」が得る効果も、その属性によって変化します。

例えば、光属性である「圣骑士 阿托利斯」が、「DNA移植手术」の効果によって闇属性に変化した場合、「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」が得る効果も『●闇：装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。そのモンスターを破壊する。その後このカードを破壊する』効果になります。
同様に、光属性である「圣骑士 阿托利斯」が、「DNA移植手术」の効果によって風属性に変化した場合、「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」は『●光：』と『●闇：』のどちらの効果も得ていない状態になります。

「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」は自分フィールドに２体以上表側表示で存在できます。（装備カードとなっている場合でも同様です。）

したがって、既に「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」１枚を装備している「圣骑士 阿托利斯」に、２枚目となる「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」を装備させる事はできます。

質問の状況の場合でも、装備カードとなっている「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」の『●闇：装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。そのモンスターを破壊する。その後このカードを破壊する』効果を発動する事はできます。

その場合、相手モンスターは通常通り破壊されますが、「白龙忍者」の効果が適用されているため、自分フィールドの魔法・罠カードはカードの効果では破壊されません。
「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」は装備されたままフィールドに残ります。

質問の状況の場合でも、装備カードとなっている「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」の『●闇：装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。そのモンスターを破壊する。その後このカードを破壊する』効果を発動する事はできます。

その場合、相手モンスターは「禁忌的圣衣」の効果によって、カードの効果では破壊されませんので、『その後このカードを破壊する』処理も適用されません。
「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」は装備されたままフィールドに残ります。

どちらの場合でも、効果を発動する事ができます。

装備カードとなっている「怀抱圣剑的王后 桂妮薇儿」の『●闇：装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。そのモンスターを破壊する。その後このカードを破壊する』効果は、相手フィールドの裏側守備表示のモンスターを攻撃した際にも発動する事ができます。

発動する場合、ダメージステップ開始時に発動し、処理を行う事になりますので、その相手のモンスターは裏側守備表示の状態のまま破壊され墓地へ送られる事になります。
よって、その相手のモンスターがリバースモンスターだったとしても、『このカードがリバースした場合に発動する』効果などは発動しません。