百鸽

特殊召喚モンスターのカードテキストに記載された特殊召喚は、効果による特殊召喚ではない（『墓地のカードへ及ぶ効果』ではない）ため、「狱火机·拿玛」の特殊召喚そのものはできます。

ただし、その状況では「王家长眠之谷」の『お互いに墓地のカードを除外できず』の効果も適用されています。この効果は、効果による除外であるかどうかにかかわらず、墓地のカードを除外できなくする効果です。

したがって、「狱火机·拿玛」を特殊召喚する場合には、手札から「狱火机」と名のついたモンスター３体を除外することになります。

以下のカードについても、カードテキストの最初に記載されている特殊召喚の方法はモンスター効果として扱いません。
「深渊之兽 赫界龙」
「深渊之兽 白界丧失龙」
「邪恶★双子星 姬丝基勒·璃拉」
「狱火机·阿斯蒙蒂斯」
「狱火机·亚得米勒」
「狱火机·巴力」
「狱火机·莉莉丝」
「狱火机·贝尔芬格」
「树冠之甲帝 比亚格拉姆」
「绝望神 安提霍普」
「积木龙」
「冥骸合龙-莫忘冥地王灵」
「无穷机龙 卡诺循环龙」
「暗之守护神」

質問の状況で、「狱火机·提耶拉」を融合召喚する場合、2体の「狱火机十进管」はそれぞれフィールドにて適用されているカード名である「狱火机·拿玛」、「狱火机·莉莉丝」として融合素材に使用する事になりますが、融合素材に使用したモンスターの種類は「狱火机·贝尔芬格」と「狱火机十进管」の2種類のみとなります。

融合素材としたモンスターの種類が3種類に満たない状態となりますので、融合召喚に成功した「狱火机·提耶拉」のモンスター効果を発動する事自体ができません。

「炼狱的虚梦」の適用中に「狱火机」と名のついたモンスターが特殊召喚され、自分のモンスターゾーンに表側表示で存在する全ての効果モンスターの元々のレベル・ランクの合計が9以上になっている場合、その後に「旋风」によって「炼狱的虚梦」が破壊され、「炼狱的虚梦」の効果の適用がなくなったとしても、既にフィールドに存在する「狱火机」と名のついたモンスターはフィールドに残ります。
（『自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が８以下』になるようにモンスターを墓地へ送らなければならない、というような事はありません。）

「狱火机·贝尔芬格」の効果処理が行われる際に、除外するモンスターは「狱火机·贝尔芬格」の効果を発動したプレイヤーではなく、相手プレイヤー自身が選ぶ事になりますが、エクストラデッキに表側表示で加わっているペンデュラムモンスターもエクストラデッキのカードになりますので、「狱火机·贝尔芬格」の効果処理によって除外する事もできます。

「狱火机·贝尔芬格」の攻撃が「速攻稻草人」によって無効になっている場合でも、発動した「狱火机·贝尔芬格」の効果自体は無効になっていませんので、効果処理は通常通り適用される事になります。