百鸽

フィールド上に存在するモンスターの元々の属性が水属性ではなかった場合でも、「DNA移植手术」で水属性が宣言され、その効果が適用されているのであれば、水属性モンスターが存在している事になりますので、「冰晶」を発動する事はできます。

その場合、「DNA移植手术」の効果で水属性として扱われているモンスターを含めて、水属性モンスターを全て破壊する事になりますが、その破壊され墓地へ送られた、元々の属性が水属性ではないモンスターの分は『この効果で破壊され墓地へ送られた水属性モンスターの数×500ポイントダメージを相手ライフに与える』処理でダメージを与える事ができません。

「冰晶」の発動にチェーンした「DNA移植手术」によって、フィールド上のモンスターが水属性として扱われるような場合も同様です。

「大宇宙」が適用されている場合でも、フィールド上に表側表示で水属性モンスターが1体以上存在するのであれば、「冰晶」を発動する事はできます。

その場合、破壊されたモンスターは全て墓地へは送られず、ゲームから除外される事になりますので、『この効果で破壊され墓地へ送られた水属性モンスターの数×500ポイントダメージを相手ライフに与える』処理は適用されません。
（水属性モンスターを破壊する処理にて処理が完了する扱いとなります。）

「冰晶」はフィールド上に水属性モンスターが1体以上表側表示で存在していなければ発動する事はできません。

したがって、「冰晶」はダメージを与える効果が発動した扱いとなりますので、相手は「地狱的冷枪」をチェーンして発動する事ができます。

「冰晶」の効果処理が行われた場合、自分と相手、両方のフィールドに表側表示で存在する水属性モンスターを全て破壊します。

なお、『この効果で破壊され墓地へ送られた水属性モンスターの数×500ポイントダメージを相手ライフに与える』処理によってダメージを受けるプレイヤーは、「冰晶」を発動したプレイヤーから見て相手となるプレイヤーです。
（質問の例の状況の場合、自分フィールド上の水属性モンスター2体と、相手フィールド上の水属性モンスター1体が「冰晶」で破壊されていますので、相手が1500のダメージを受ける事になります。）

破壊されたモンスターをどちらのプレイヤーがコントロールしていたか、どちらのプレイヤーの墓地へ送られたか、などで処理に違いはありません。

「冰晶」の効果によって破壊されるモンスターは、その効果処理時に、モンスターゾーンに表側表示で存在している水属性モンスターのみとなります。
したがって、モンスターゾーンに表側表示の水属性モンスターが1体も存在しない場合には、「冰晶」を発動する事自体ができません。

また、「冰晶」の発動にチェーンした「月之书」によって効果処理時に裏側守備表示になっている水属性モンスターは、「冰晶」の効果では破壊されません。